よく眠れる食べ物と飲み物について
睡眠は健康を維持するためにとても重要ですが、寝つきが悪く悩んでいる方も多いです。
寝つきが悪い時の対策としては、アロマを使ったり、サプリを飲んだりと様々ですが、寝る前に食べたり飲んだりするとよいとされ、いわゆる「よく眠れる食べ物、飲み物」として知られているものがあります。
今回、よく眠れる食べ物や飲み物の中で代表的なものをいくつか紹介しますので、ぜひ参考にしてください。
よく眠れる食べ物として知られているもので、代表的なものの1つが「くるみ」です。
くるみは日本でも比較的簡単に手に入るものですが、大量に購入するとお値段がけっこうするので、まずは少量だけ購入して試してみるのが良いでしょう。
なぜくるみが質の高い睡眠に良いかと言えば、その理由はメラトニンと関係があります。
メラトニンが多ければ多いほど、睡眠の質が高くなると知られていますが、実はメラトニン自体がくるみに入っているわけではありません。
メラトニンを生成するトリプトファンと呼ばれる成分が、くるみの中に多く含有されていることがその理由です。
ただ、くるみそのものはそれほど消化が良いものではありません。
消化が良くないと言う事は、食べる時間を考える必要があります。
食べたものを消化することを考えれば、寝る2時間以上前は食事をしない方が良いと言われています。
そのため、くるみを食べるならば寝る2時間より前の段階で食べるようにするとよいでしょう。
量は、たくさん食べると胃腸に負担がかかってしまい浅い睡眠しか取れなくなってしまいます。
理想としては、握り拳1つ分ぐらいの量にしておくべきです。
量にすると25グラムから30グラム位を手にとるとちょうど良い量といえます。
もう一つ知られている、よく眠れる食べ物は「サーモン」です。
サーモンが睡眠に効果的な理由の1つが、オメガ3脂肪酸と呼ばれるものが入っているからです。
オメガ3脂肪酸とは、主に青魚などに含まれている成分の1つですが、熱に弱いため普通の料理ではなかなか摂取することができません。
そのため、焼きジャケの場合には、オメガ3脂肪酸自体が少量になってしまうため、よく眠るための食べ物としてはあまり価値がないといえます。
オメガ3脂肪酸と言えば、鮭以外にもマグロやイワシなどに含まれていますが、イワシ缶などを食べても、オメガスリー脂肪酸を摂取したことになりますので、よく眠りたいときには夕食のおかずにイワシ缶などを食べるのもよいでしょう。
次に「よく眠れる飲み物」ですが、まず代表的なものはホットミルクです。
眠りに入る場合には、あらかじめ体を温めておくとすんなりと眠ることが可能となります。
ホットミルクが苦手な人は、豆乳を代用するのもひとつの方法です。
豆乳も、ホットミルクと同じように適温に温めることで良い睡眠を約束してくれます。
コーヒーもホットにすれば体は温まりますが、カフェインが入っているため逆に熟睡することが難しくなります。
なお、テアニンという眠りの質を高める成分が含まれた玉露なども、よく眠れる飲み物として知られていますが、それについては別の記事に詳しく書いてありますので、ぜひそちらもご覧ください。