ハウス食品のネルノダに含まれるGABAに期待できる効果
ハウス食品が販売している「ネルノダ」
テレビコマーシャルで知っているという方も多いでしょう。
ネルノダに含まれるGABAという成分は、睡眠の質を向上するとされ、機能性関与成分としても認められています。
今回は、ネルノダに含まれるGABAに期待できる効果について、簡単にまとめてみました。
ネルノダに含まれるGABAに期待できる効果
GABAに期待できる効果は睡眠の質を高めること、ストレスを軽減すること、血圧が高めの人の血圧を下げるということがあげられます。
ちなみに、GABAは「Gamma-Amino Butyric Acid」という英語の頭文字をとった略称で、Aminoという言葉からもわかるようにアミノ酸の一種です。
また、Gamma-Amino Butyric Acidの日本語訳は、γ-アミノ酪酸(がんま-あみのらくさん)なので、「γ-アミノ酪酸=GABA」ということも覚えておくとよいでしょう。
睡眠の質を高める効果
睡眠の質を高めるには自律神経を整えるとよいと聞いたことがある方は多いと思いますが、自律神経には交感神経と副交感神経の2種類あります。
そもそも自律神経というものは、手や足を動かすというような自分の意志で何かをするときに働く運動神経とは異なり、心臓を動かす、呼吸をするといった自分の意志に関係なく働く神経のことを指します。
眠るというのも、本来は自分の意志とは関係なく眠くなるわけですから、睡眠は自律神経が役割を果たすのです。
なお、自律神経には2つの種類があり、日中に優位に働くアクティブな「交感神経」と、夜間に優位に働くリラックスモードの「副交感神経」があります。
健康な状態であれば、夜になると副交感神経が優位に働くのでスッと眠りに入れるのですが、なんらかの原因でそれが働かない場合に、寝つきが悪いなどの現象が起こるのです。
そういったことから、GABA(γ-アミノ酪酸)を摂取して副交感神経を優位にすることは、睡眠の質を高める効果が期待できるとされています。
ストレスを軽減する
たとえば、会社の上司に対するストレス、旦那さんや奥さんに対するストレスみたいなものは、そもそもの問題を解決しないといけないことも多く、チョコレートを食べたくらいではストレスは軽減されないでしょう。
ここでいうところのストレスの軽減とは、気持ちを落ち着けるとか、緊張をやわらげるとか、そういったものです。
GABAには、興奮系の神経伝達物質(ドーパミンなど)が過剰に分泌されることを抑える作用があるとされていて、それが気持ちを落ち着けることにもつながると考えられています。
本来、健康な状態であれば、GABAは体の中でもじゅうぶんな量が作られるのですが、日常ストレスにさらされていたり、年齢を重ねていくと体内のGABAの量が減っていく傾向にあります。
そういった観点から、GABAにはストレスを軽減する効果が期待できるといわれています。
血圧が高めの方の血圧を下げる
GABAには血圧が高めの方の血圧を下げる機能があることが報告されていて、それは機能性表示食品の機能性表示に書いていることがあるので、ご存知の方も多いかもしれません。
機能性表示食品とは、事業者の責任において、科学的根拠に基づき、特定の保健の目的が期待できるという機能性を表示した食品のことです。
血圧が正常の場合は、それ以上下げることはないのですが、血圧が高めの場合は正常値まで落とす効果が期待できるのがGABAですし、それは厚生労働省も機能性表示として認めているので、血圧で悩む方はお医者さんに相談したりしながら、試してみるのもよいでしょう。
GABAが含まれる身近な食べ物
GABAは、納豆やキムチなどの発酵食品、トマト、きゅうり、じゃがいも、かぼちゃなど身近な食べ物にも含まれています。その他、玄米にもGABAは多く含まれているので、こういった食べ物を積極的にとることはGABA不足の予防にもつながります。
なんでもバランスよく食べることは、GABAに限らず健康面でもメリットが大きいですし、リラックス効果がある栄養素なので、意識してとってみてはいかがでしょうか。
まとめ
以上、今回はネルノダに含まれるGABAに期待できる効果について簡単にまとめてみました。
こうした栄養素が体に及ぼす効果は、知っておくことでより快適に生活をすることが出来るようになるので、たとえば最近あまりよく眠れないという方は、毎日の食生活にGABAを取り入れてみるのもよいのではないでしょうか。