アロマを利用した安眠法について
アロマを利用したリラックス法
アロマテラピーという言葉は聞いたことがあると思います。
科学的な治療法として確立しているものではありませんが、心と身体の不調を癒す方法として、世界中に広まっています。
快眠のために使用する場合に重要な点は、「不快に感じずにリラックスできる香り」を見つけることです。
自分自身の香りの好みが分からない場合は、アロマオイルのお店などで試供品の香りを嗅いで判断しましょう。
また、他にもバニラや沈香(じんこう)、白檀(びゃくだん)の香りもリラックス効果があると考えられています。
安眠にはカモミールの香りが有効
カモミールはりんごのようなやさしい香りが特徴のアロマオイルです。
カモミールには優れたリラックス効果があり、睡眠の質を向上させてくれる効果も期待できます。
副交感神経を優位にさせて心身ともにリラックス状態に導く効果が期待できるのが、カモミールです。
ストレスなどで寝付けなくなってしまっているときに使用するのにも向いています。
カモミールは香りが強めなので、量と濃度を調節しつつ使うようにしてください。またキク科のアレルギーを持っている方は、注意して使うか控えるようにしましょう。
安眠のアロマとしては定番の香りであり、ハーブ系の華やかで落ち着く香りに癒されます。
また、フローラル系の香りで安眠効果が期待できるものと言えば、イランイランやゼラニウムなどです。
重厚感がある官能的な香りで、睡眠導入をスムーズにさせてくれます
フローラル系の重さが苦手な場合は、ベルガモットやマンダリンやオレンジなどのフレッシュな柑橘系の香りを選ぶのが良いでしょう。
睡眠と記憶の関係性
嗅覚と睡眠については、癒やしだけではなく、記憶をテーマにした興味深い研究も行われています。
例えば、バラの香りのもとでカードの組み合わせなど記憶し、その夜に寝ている間に(ノンレム睡眠中に)バラの香りを流すと、目覚めた後に記憶を引き出しやすいという。
嗅覚の神経伝達路は短期記憶に重要な「海馬」という脳部位にも連絡しているため、睡眠中に記憶を固定する際の手がかりになります。
活用の幅も広く、持っていて損のないアロマオイルであると言えるでしょう。人間のは睡眠時にその日の出来事を記憶していると言われていますので、快適な睡眠が記憶障害などを防ぐことにもつながるかもしれません。
リラックスに効果的な使用法
眠りのメカニズムに基づいたアロマオイルの活用法は、お気に入りのアロマオイルを2~3適、枕に垂らすだけ!たったこれだけで、寝つきが非常に良くなり安眠できます。
寝る前にストレッチをして、体の血液の循環をよくすると、後々の睡眠にとても良い効果があるのです。
マットレスや枕を変える必要もありませんし、手軽にできるので、ぜひ試してみてください!