満足に睡眠時間がとれない、寝ても目覚めが悪くすっきりしない、朝起きるのが苦手、そんな方におすすめなのが、いわゆる「睡眠サプリ」や「快眠サプリ」「休息サプリ」と呼ばれるサプリメントです。
不眠症などの症状がひどければ、病院に行って睡眠薬を処方してもらうのもひとつの方法ですが、薬はクセになりそうだし副作用も心配ということであれば、そういった心配のないサプリメントを試してみるのが賢明です。
「テアニン快眠粒」
たとえば、DMJえがお生活が販売している「テアニン快眠粒」には、夜間の健やかな眠り(起床時の疲労感や眠気の軽減)をサポートする「L-テアニン」という成分が配合されていますが、寝つきが悪く朝が苦手だという方は、こういったサプリメントを試してみるのもひとつの方法です。
ただ、こういったサプリをいざ買おうとすると、いろんな種類のものがありすぎて、どれを買ったらよいかわからなくなるという方もいらっしゃるでしょう。
そこで今回は、寝つきが悪く朝が苦手な方向けのサプリメントをいくつか紹介しながら、睡眠サプリの上手な選び方、事前に知っておいたほうがよいことなどをお伝えいたします。
ぜひ参考にしていただければと思います。
睡眠サプリを上手に選ぶコツ
成分についての予備知識を持っておこう
心地よい睡眠をサポートするサプリメントは、使われている成分によって種類が分かれます。
代表的な成分としては、L-テアニン、グリシン、トリプトファン、GABA(ギャバ)などがありますが、こういった成分についての予備知識があれば、たとえば「テアニン入りのサプリを試したけど、いまいち実感できなかったから、今度はグリシンを試してみよう」というような感じでサプリメントを選べるようになります。
ここからは睡眠サプリに使われる代表的な成分を、それぞれ個別に紹介していきますので、ぜひ参考にしてください。
L-テアニン
L-テアニンは、玉露などの高級茶に多く含まれる成分で、夜間の良質な睡眠や、起床時の疲労感や眠気の軽減をサポートする機能があるとされています。
なお、L-テアニンが含まれるサプリメントは「テアニンサプリメント」と呼ばれ、睡眠に悩む方の多くが活用しています。
テアニンサプリメントの一例
「テアニン快眠粒」
グリシン
グリシンは、海老やホタテなどに多く含まれる成分で、味の素の研究により質の良い睡眠をとるためにグリシンが役立つことがわかっています。(※参考:アミノ酸大百科|味の素株式会社)
グリシンが含まれるサプリメントを総称して「グリシンサプリメント」と呼ぶこともあります。
グリシンサプリメントの一例
「セロトアルファ」
トリプトファン
トリプトファンは、バナナやプロセスチーズ、豆乳などに多く含まれる成分で、自律神経のバランスを整えるセロトニンの原料となる必須アミノ酸の一種。体内での生成ができない成分なので、食事やサプリメントなどから摂取する必要があります。
トリプトファンが含まれるサプリメントのことを総称して「トリプトファンサプリメント」と呼ぶこともあります。
トリプトファンサプリメントの一例
「月の休息」
GABA(ギャバ)
GABAは、チョコレートや発芽玄米に多く含まれる成分で、仕事や勉強による一時的な精神的ストレスや疲労感を緩和する機能があるとされています。
GABAが配合されるサプリメントを総称して「GABAサプリメント」と呼ぶこともあります。
GABAサプリメントの一例
「DHC ギャバ200mg」
ラフマ葉
ラフマ葉は古くから健康茶などに利用されてきましたが、近年、ラフマ葉の摂取が睡眠の改善に役立つという学術論文が発表されています。
ラフマ葉が配合されたサプリメントの一例
「北の大地の夢しずく」
5-アミノレブリン酸リン酸塩(ALA)
5-アミノレブリン酸リン酸塩は、睡眠の質を改善する機能が、機能性表示食品の機能性関与成分として認められている成分です。
なお、5-アミノレブリン酸(ALA)はアミノ酸の一種で、焼酎粕や赤ワイン、高麗人参等の食品にも含まれるほか、植物の葉緑体原料としても知られています。
機能性表示食品とは、事業者の責任において科学的根拠に基づいた機能性を表示した食品のことを指し、消費者が商品の正しい情報を得て選択できるように平成27年4月に「機能性表示食品制度」ができました。
サプリメントも分類上は食品なので、この制度にのっとって機能性表示食品として届け出を行っているものがあります。
サプリメントを選ぶ際は、こういった機能性表示も参考にするとよいでしょう。
参考:「機能性表示食品」って何?(消費者庁)
5-アミノレブリン酸リン酸塩が配合されたサプリメントの一例
「アラプラス 深い眠り」
複数の成分が配合されたものや含有量の多いものも
これまで、快適な睡眠をサポートする成分と、それらが含まれたサプリメントを紹介してきましたが、中には複数の有効成分を含んだものもあります。
「リラクミン ナイト」
たとえば、株式会社リラクルが販売している「リラクミンナイト」には、3粒あたりグリシン450mg、ギャバ60mg、テアニン30mg、トリプトファン30mgが配合されています。
複数の有効成分をいっぺんに摂取したい方には、こういったものがおすすめです。
「楽睡」
また、同じ成分が配合されているサプリメントでも、含有量が異なる場合もあります。
たとえば、株式会社ライフィックスが販売している顆粒タイプのサプリメント「楽睡(らくすい)」には、1包あたり300mgのテアニンが配合されています。
先ほど紹介した「リラクミンナイト」と比べると、1回摂取あたりのテアニンの量は10倍も違ってくるので、サプリメントを選ぶにあたっては成分の含有量もチェックしておくとよいでしょう。
安全・安心なものを選ぶ
サプリメントは口に入れるものなので、当然ですが安全で安心なものを選びたいものです。
そういったことを気にせずに、海外からの輸入サプリなどを平気で飲む方もいますが、やはり安全な国内のものを選んだほうが無難です。
なお、サプリメントの品質管理がしっかり行われているかどうかの目安となるのがGMP認定工場で製造しているかどうかです。
GMPとは厚生労働省が認めた医薬品等の品質管理基準のことで、この基準にのっとって製造されている認定工場であれば、品質管理はしっかり行われていると判断してよいでしょう。
睡眠サプリおすすめ8選
ここまで紹介してきた商品を、あらためて以下に表にしています。
興味があるものがあれば、公式サイトや楽天市場で詳細をご確認ください。
おわりに
今回は、睡眠サプリメントについて、いろんなサプリがある中で違いは何かなど、選び方についてもお話いたしました。
睡眠の悩みを解消するには「規則正しい生活を送る」というのが前提にはなりますが、サプリを補助的に使うのも有効な手段なので、ぜひ今回の記事を参考にしていただければと思います。